サプリメント

葉酸で胎児の先天性奇形を予防しよう

厚生労働省は妊娠前からの葉酸サプリの摂取を推奨しています。
特に妊娠初期には重要となる成分です。
初期というのは妊娠2ヶ月から4ヶ月頃になりますが、この時期はちょうど胎芽から胎児へと成長していく時期です。

胎芽から胎児へと成長する時に、脳や神経という重要な部分も形成されます。
この時葉酸が不足していると、タンパク質の合成や細胞分裂がスムーズに進まず、先天性奇形が起こる事があります。
この時期に葉酸が十分に足りていれば、細胞分裂やタンパク質の合成もスムーズになり、脳や神経の形成もスムーズになります。
仮に葉酸が不足していたとしても、100%奇形になるという事はありませんが、リスクを高める事は統計でも確認されています。

これは世界的にも共通しており、妊娠初期に葉酸サプリを摂取している人は、全く摂取していない人に比べて、先天性奇形のリスクが約7割減少する事も確認されています。
あくまでも確率の問題ですが、妊娠初期に葉酸サプリを摂取していないと、リスクが高まるなら、摂取しておいたほうが安心です。

先天性奇形の他にも、発達障害や神経管閉鎖障害のリスクも高まると言われています。
厚生労働省でも推奨していますが、1日あたり400マイクログラムの葉酸を摂取するにはサプリメントがおすすめです。

妊娠中のサプリメント摂取を不安に思う人もいるかもしれませんが、今は妊婦用に開発された安全性の高い葉酸サプリがあるので、そういう物を選べば安心ですし、妊娠前から始めても継続して摂取できます。
授乳中まで続ける事になるので、納得できる葉酸サプリを見つけてください。

妊娠初期に葉酸サプリを摂取していなかったために、大きな不安やストレスを感じる人もいますが、必ずそうなるという事ではありません。
実際に妊娠初期に葉酸サプリを摂取していなくても、健康な赤ちゃんを出産した人はたくさんいます。
ただリスクがある以上は、これから妊娠を考えている人にはリスクを軽減させるためにも是非摂取していただきたいと思います。